東京オリンピック 1964

昭和39年(1964)10月に開催された東京オリンピックについて紹介します。聖火リレーの予行と当日の写真。また、自転車競技の団体の予行と当日の写真を掲載しています。
日野の歴史と民俗 165 号「東京オリンピックと日野」に当大会の様子が記されていますので、詳細はそちらをご覧ください。

聖火リレー予行

市内仲町付近を走るオリンピックの聖火リレーの予行演習。先頭は米倉三雄青年。その後ろに坂田敏久(下町)、島崎敏充(北原)青年が続く。

№0346
東京オリンピック 聖火リレーの予行演習 1964
猪鼻洋助氏撮影

聖火リレー本番

本番の10月7日(水)はあいにくの雨交じりのなか行われました。聖火リレー走者たちは胸に日の丸をつけた揃いのユニフォーム姿で甲州街道を立川方面へと走りました。

日野の歴史と民俗 165 号「東京オリンピックと日野」によると、以下のように記されています。

「八王子市との境界に近い蛍見橋(ほたるみばし)の北詰で昭島市から聖火を受け取った日野市のランナーたちは、東光荘(とうこうそう)入口、日野警察署前と市内を 3 区間(約 4.7 キロメートル)に分けてリレーし、日野橋北詰で立川市に聖火を渡しました。ランナーに選ばれたのは、市内の中学生、高校生、大学生の中から、1500 メートルを 6分以内で走ることのできる駆け足自慢の若者たち 69 名でした。」

東京オリンピック聖火リレー 昭和39年(1964)10月8日(木)東尚士氏撮影

東京オリンピック聖火リレー 昭和39(1964)年10月8日(木)撮影 | 日野宿発見隊

昭和39(1964)年10月8日(木)、日野宿内を行く東京オリンピック聖火ランナーの一行。日野駅方面から日野橋方面へ向けて中心街を駆け抜ける一行の先頭で聖火を持つのは米倉…

自転車競技

日野の歴史と民俗 165 号「東京オリンピックと日野」によると、以下のように記されています。

「自転車競技はトラックとロードレースの 2 種目が八王子市で行われました。
このうち、10 月 14 日に行われた自転車ロードレースの団体戦は、甲州街道の一部がコースとなったことから、日野市内で観戦することが出来た競技でした。
自転車ロードレース団体戦は、4 名が 1 チームとなり、一周 36.631 キロメートルのコースを 3 周します(計 109.893 キロメートル)。
八王子市の多摩御陵前に作られた競技場(現・都立陵南公園)がスタート・ゴール地点となりました。チーム内で 3 名は完走しなければならず、3 番目にゴールした選手のタイムが順位に採用されるタイムトライアルです。
競技中は、甲州街道は浅川にかかる大和田橋から立川市のロータリーまで、上り・下りとも全面一般通行が禁止されました。
選手は小西六(現コニカミノルタ)の前から日野市内に入ると、日野自動車前、日野駅前を通過して日野橋を渡り、立川から昭島へ多摩川の北岸を進み、拝島橋を渡ってふたたび八王子市内に入り、戸吹、犬目、元八王子を経てゴールを目指しました。結果はオランダチームが 1 位で、日本チームは 19 位でした。」

自転車競技予行
自転車競技本選

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