この川が、日野用水。江戸時代より少し前に、田んぼに水をひくために造られました。
今、日野宿に残っているどんな古い建物より、どんな大きな木より、一番古いのが、この日野用水です。
詳しい話
江戸時代には日野用水から恵みの水を得て三千石といわれるほどの石高を誇った日野宿でした。しかし、昭和40年代の高度経済成長期を経て、日野宿の田んぼも次第に姿を消していきます。
日野宿子ども発見隊では毎年夏に、新東光寺地区センター前の日野用水を利用して、生き物観察をしています。
裏の用水で捕獲した「アカザ」と「ギバチ」の話
日野用水の恩恵を受けて潤っていた日野宿を陰で支えた水車を紹介します。
日野用水にかつて架かっていた橋を紹介します。
平成21年(2009)6月13日（土）から9月30日（水）まで、「まちかど写真館 in ひの - 日野用水・今昔 -（第19弾）」を開催しました。
大正から昭和の日野用水を写真と映像で振り返ります。
日野市は、湧き水がたくさんあり、さらに米作りのために、多摩川と浅川から引かれた農業用水路が市内を網の目のように流れ、大変水に恵まれています。その用水路の中でも日野用水は江戸時代前に開削された、一番古い用水です。
日野第一小学校の校歌は「南に仰ぐ富士の高嶺、北に流れる多摩の流れ…」と唱われ、多摩川は日野ならではの風景になっています。
