日野宿の名物階段
日野宿には東西の百段階段(仮称)のように、大坂上の台地や神明上の台地と平地を結ぶ階段がいくつかあります。いずれも戦後にできたものですが、地域の人たちにとっては大切な階段となっています。
東の「百段階段」(通称)
山下神明社の東側に神明上の台地に通じる急坂があります。その坂の神明社寄りのところから神明上の台地に上がる大きな階段があります。これを通称「百段階段」といいます。実際には112段あるようですが、グーグルマップ上にも「百段階段」と表示されています。
佐藤彦五郎新選組資料館館長の佐藤福子さんがこの百段階段を詠んだ次のような俳句があります。
「百段の 先に見ゆるや 秋初め」

2010-10-02
井上博司氏撮影
西の「百段階段」(仮称)
日野駅の西側、大坂上の高台から日野駅方面に降りる階段があります。東の「百段階段」(通称)に並ぶ段数があり、西の「百段階段」あるいは「大坂上の百段階段」とでもいいたいほどの階段です。
日野台地(大坂上)から日野坂中腹に通じる階段
左手に見えるのは中央自動車道です。その橋脚下に交差するように甲州街道が通っています。階段を降りると日野坂の中腹付近に出ます。中央はるか遠方左手に見えるのはキューピー山の愛称で知られる大岳山です。

入野祐子氏撮影
2025-11-01















