日野尋常高等小学校校門礎石発掘作業

昭和30年代の日野町の写真や仲町界隈を描いたイラストなど、数多くの貴重な資料を提供いただいた戸高要(もとむ)氏(屋号「佐野屋」)や、郷土史研究に熱心に取り組まれている猪鼻洋助氏(猪鼻輪業)から、予てより日野尋常高等小学校校門礎石保存のご指摘を受けていました。

昭和初期の日野尋常高等小学校
昭和初期の日野尋常高等小学校

平成20年(2008)3月初めに中嶋基宏氏(屋号「嶋屋」)より提供いただいた同氏の叔母阪入志津枝さんの昭和4年(1929)卒業アルバムに、偶然にも前述の校門部分の写真が掲載されておりましたことから、早速市役所文化スポーツ課の学芸員に確認を求めたところ、ほぼ礎石にまちがいないとの回答を得て、3月13日(木)、ゆかりの方々にお集まりいただき発掘および移設のセレモニーを開催しました。

礎石は日野図書館前の日野宿問屋場・高札場跡の記念碑の隣に解説文とともに展示しております。日野の学校教育発祥の地の歴史的遺産として永く保存していきたいと考えます。

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