日野宿の井戸にまつわる話
今では蛇口をひねれば疑いもなく水道の水がでてきますが、昭和30年代あたりまでは井戸水が生活用水として当たり前のように使われていました。日野宿でも水道が普及して以降も、その名残で敷地内に井戸を残す家が見受けられます。
写真はまち歩き会で訪ねたお宅で見つけた釣瓶井戸や井戸ポンプです。また井戸掘りのための櫓 (やぐら/上総堀り)の写真も残されています。
それと井戸掘りなどを扱う通称ポンプ屋さんも紹介します。
★順次追加中です。
井戸掘りのための櫓(上総掘り) 1941頃(東光寺?)
女性2人の中央奥に見える櫓(やぐら)は神戸製鋼所の社宅建設に伴う井戸堀用の櫓だったそうです。
井戸掘りのための櫓(上総掘り)昭和30年代(仲井?)
河野家の井戸(横町)
真野ポンプ(金子橋)
金子橋にあった真野ポンプ(現真野設備)は水道設備の会社です。
北原の故松本保翁によれば、真野光久氏が戦地から戻って手がけた井戸堀業で最初に掘ったのが松本保さん宅の井戸だったと、生前真野氏から聞かされたといいます。