八坂神社例大祭
八坂神社の例大祭は、現在は毎年9月に宵宮、本祭、境内内の八幡社祭の3日間執り行われます。
本祭では、宮神輿の通り道を事前に浄めるために竹で道を叩いて行う「ささら流し」ののち、宮神輿の渡御が行われます。渡御コースは東・西2つのコースを一年ごとに変えて行われてきました。
なお、令和2年(2020)から新型コロナ感染拡大防止のため長らく中断していた神輿渡御は、令和5年(2023)9月、甲州街道の日野駅と川崎街道入口間の周回巡行、そして翌年の令和6年(2024)9月からは通常の東コースの巡行として再開されました。
一方各町内ではそれぞれの神輿20基以上が子ども神輿と共に町内を練り歩きます。
昭和30年(1955)9月2日の巡行コース
志村章氏が撮影した昭和30年(1955)9月2日の宮神輿の巡行コースをプリントした写真の裏にこう記しています。
「旧駅(日野停車場)→西町→四ツ谷新道→四ツ谷(天野時次郎氏前)→権現様(日野宮神社)→上屋敷→東光寺の氏子をまわったみこしが再び宮前をとおって仲町の仮屋(中学校入口)に向う。村を通るときには、その部落の氏子が「黒棒」をかつぎ、他部落の者は「四てん」に、まわることになっている。」
平成20年(2008)と平成21年9月の西と東の巡行コース
平成20年(西コース):八坂神社→新町3丁目1番地先→安産薬師寺→日野宮神社→いなげや日野駅前店→神明社→八坂神社
平成21年(東コース):八坂神社→下町下河原滝瀬宅前→万願寺稲荷神社→市立万願寺地区センター→市立東広場→市民の森スポーツ公園西側→いなげや日野駅前店→八坂神社
宮神輿
宮神輿概要(『八坂みこし愛好会結成十周年記念誌』1984.11参照)
明治3年(1870) | 八坂神社遷座300年を記念して宮神輿製作を計画 |
明治13年(1880) | 宮神輿、御仮屋、鉾、旗等完成 大工棟梁 繫次郎、建具屋 池田三吉、彫物大工 平野治助外4名、塗師 府中宿又次郎、金具 東京人形町錺(かざり)屋吉次郎 |
明治14年(1881) | 神輿蔵(石倉)完成 |
昭和56年(1981) | 地元の池田工務店、大澤板金店、塗師高木昌夫により修理 |
平成20年(2008) | 浅草の宮本卯之助商店により1年間かけて総修理(解体、台輪と金物の大部分を交換 費用 1100万円 |
宮神輿渡御
写真でみる八坂のお祭り
八坂神社の祭りの古写真を「明治期から昭和10年代」「昭和20年代から昭和30年代」た昭和40年代から昭和50年代」の3つの年代に分けて掲載しています。
日野みこし連合協議会加盟団体およびその他の団体の半纏
平成20年(2008)9月に志村家で日野の祭り半纏展を開催しました。その時の展示の様子と、そこで展示した「日野みこし連合協議会加盟団体およびその他の団体の半纏」を紹介しています。