日野図書館
日野図書館の前身は昭和42年(1967)7月2日に、日野福祉センター2階の一室に開設した福祉センター図書館です。その後、昭和55年(1980)5月18日に現在の位置に移り、名称も日野図書館と改めて開館しました。その時は1階部分のみが図書館でした。
ここは昭和30年代に建てられた日野郵便局舎の建物でした。もっと昔、江戸時代にはこの場所に問屋場(といやば)と言って、宿場でもっとも大切な仕事を担った施設があった由緒あるところでもあります。
現在の場所で開館してから四半世紀を経て、日野宿のまちなみ再生事業の一環として大幅な改修が施され、平成17年(2005)4月3日に、現在のような町屋風の図書館となりました。1階2階ともすべて図書館となり、特に2階に新選組や日野宿関係の資料コーナーが設けられました。市内の図書館でも一番小さいほうの図書館ですが、立地のよさもあり、新選組のふるさと日野を訪れる観光客も含め、地域の人たちから親しまれています。
平成18年(2006)6月からは地域住民と協働で日野宿発見隊事業を実施しています。まちかど写真館の開催や写真集『まちかど写真館 in ひの』や絵本『ひのっ子日野宿発見』の刊行、また「スタンプラリー in 日野宿』など、図書館を拠点とした情報発信や地域おこし、まちづくりにつながる活動を展開しています。