持ち上げ観音

宝泉寺には高さ36cmの馬頭観音菩薩は安置されています。

これが「持ち上げ観音」です。

持ち上げ観音
持ち上げ観音

持ち上げ観音について「縁起」には次のように記されています。

「挙げ仏馬頭観世音菩薩縁起そもそも当山挙げ仏馬頭観世音は、弘法大師の御作にして、去る天明8戊申年8月21日の夜、何国ともなく異僧石仏を負いきたりて、当寺に一宿していわく、尊像の利益諸願、軽重によりてしるべしと告げて石仏を堂中におさめ、翌朝異僧の行衛(ゆくえ)をしらず、すなわち仏意のごとく伺いたてまつるに、病人・生死・医者の方角・縁談・待ち人・欠落(かけおち)者・其外何によらず一心に祈願発念【ほつねん】して伺いたてまつるに、重き軽きによりて吉凶の御告ある事、別して蚕養の守護を祈るにその利益広大なり、諸人結縁を結びて仏徳の深きを知るべしと言々  武州多摩郡日野宿宝泉寺」。

天明8年(1778)8月21日のこと、石仏を背負った旅の僧が宝泉寺に一泊しました。その僧は、この石仏は持ち上げる重さによって、いろいろな願いを占ってくれると言って、そのままお寺に置いて、翌朝どこへ行くともなく消えてしましました。そこで、僧が言う通りにいろいろなことを占ってみると、はたしてその通りでした。他に養蚕についてお願いすると効果が大きい観音様です。

この不思議な観音様の評判は遠方にも広まり信心に来る 人、伺いに来る人も多く、持ち上げ観音は多くの人々の信仰を集めました。

本堂と客殿をつなぐ廊下に安置されており、今でも伺いをたてることができます。

子ども日野宿発見隊で訪問

2010-07-24
井上博司氏撮影

平成22(2010)年7月24日開催の日野宿子ども発見隊で宝泉寺を訪ねたときに、願いを込めて持ち上げ観音に挑戦した男の子の写真です。令和6(2024)年5月、十数年が過ぎた今、彼の願いはかなったでしょうか。案内人は加地蔵さんこと今は亡き加地勝さんでした。

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