万照山成就院

万照山成就院
万照山成就院(旧)

天台宗の寺院で円通寺(八王子市高月町)の末。本尊は阿弥陀如来坐像です。

有名な平山武者所季重もその1派ですが、武蔵七党の中の西党、その西党の祖といわれている日奉宗頼は居館を東光寺台地に築き、その鬼門にあたる東北方の地に鬼門よけとして東光寺を建立したと伝えられています。成就院はその東光寺の一子院でした。

境内にある恵比寿さまと大黒様
境内にある恵比寿さまと大黒様

日奉氏の衰退とともに東光寺はすたれ、その跡地に東光寺の一子院であった成就院が建てられたといいます。

その後、廃絶していたものを、その跡地に天正16年(1588)、僧永海が中興建立させたので永海をもって中興開山としています。

現在の堂宇は寛政6年(1794)に建立されたものです。昭和33年(1958)に茅葺きから瓦葺きに改築されています。当時は東光寺地区で唯一の瓦葺きの建物だったそうです。それ以外は建立当時のまま現在に至っていますが、新築へ向けた計画が進められています。

境内には恵比寿さまと大黒様などたくさんの石仏や地域に残されている石碑も集められ配されています。

成就院今昔

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