「とうもろこしを食べない」という話

東光寺に住んでいる和田一族の先祖は和田義盛という武将だったそうです。重盛は、源頼朝が治承四年(1180)に起こした戦に一族で駆け付け大きな手柄を立てました。それによって義盛は初代侍所別当(さむらいどころべっとう)という高い位につくことができたのでした。ところが、建保元年(1213)2月に、義盛は一族の人たちと反乱を起こします。結局ほとんどの人たちが討ち死にしてしまいます。実はこの時、義盛はとうもろこし畑に逃げ込んだため、足をとられて倒れたところを敵に殺されてしまったのでした。生き残った和田一族の人たちは義盛の死を悼み、それからはとうもろこしをいっさい食べないということです。(谷春雄氏談 田中紀子氏採録 「日野の歴史と文化 第17号」を元にリライトしました)
 参考:『新編日野百物語』(日野宿発見隊編集・発行 平成30年10月発行)

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